建築を旅してplus

北海道開拓の村 編(Ⅴ) ①

旧山本消防組番屋

 この建物は、札幌の水田農村であった山本地区にあった消防用具の格納庫です。

 消防組織は大正8年(1919)頃からの自警団を前身とし、のちに山本消防組となりました。

 昭和45年(1970)まで、使用された建物を再現したものです。

 火の見櫓を持つ番屋は、道内農漁村の小規模な消防組織に多くみられ、防災や治安の中心施設でもありました。

 

建築年代 大正後期(再現建造物)

旧所在地 札幌市厚別区厚別町山本

建設年度:大正後期

面積:19.83㎡(6.00坪)

構造:木造平屋建

復元年:1986年(昭和61年)